河原をとぼとぼ

simapu2004-10-28

息子耕介君は4ヶ月になり、周囲の状況を理解して来たせいか、立った状態の縦抱っこを強要するようになりました。重いって。腰痛いって。腱鞘炎が激痛に変わったって。
しかも午後になると泣き出すようになりました。夜泣きはありません。夜泣きじゃないだけましですか?よくわかりません。さらに彼は、外出すると泣きやむというお調子者っぷりです。風邪をひくとまずいので、膝掛けでぐるぐる巻きにして、ベビーカーに搭載し、ごりごり押してふらふらと近所をさまようのです。
公園に行っても耕介君は何も出来ないので、ベンチの横にベビーカーを止め、まるでおかしな人の用に乳児に話しかけるあちき。途中に買ったあたたか〜いお茶のペットボトルが私の命綱です。お茶を飲みながら、「いい天気ね〜」「今日も楽しいね〜」と。
近所に知っている人はいません。公園デビューとやらもやっていません。他のお母様が集まって話しているのに入っていくにはちょっと抵抗があります。だって、仲良くなったら毎日同じ時間に公園に行ったりしないといけないっぽいし。せめて耕介君が自走してくれればましですが、乳児の生活サイクルは固定されていないのです。
ベビーカーを押して、とぼとぼと河原を歩きます。背中に夕日、正面に張り付けたようにまん丸な月。一年前の今日は何をしていたんだろぉ?もう仕事は辞めていたけど。などととりとめもなく考えたり。
家の前に戻ると、近所のちびっこ達がマントを着て歩いていました。
もうすぐハロウィンです。