桜餅風味

あちきの中で、ちょっと変わったプレッツェルを発売すると格付けされているメーカー、某かばや(某になってないし)から出た、季節限定桜餅風味プレッツェルを購入した。
かつて、仕事をしているとき、一日一箱以上食べ続けた、えんどう豆プレッツェルは実にすばらしい味であったが、今回は桜餅、である。ずいぶんと斜めな方向の味である。まあ、かばやには焼肉のタレ風味のプレッツェルもあるので、それと比べれば問題は無い。どうでもいいのであるが、焼肉風味でなく、焼肉のタレ風味であるところがすごい。
働いていたときは、お菓子はほとんど残業中に食べていた。休み時間以外の通常勤務時間にお菓子を食べながら仕事をすると、部長が嫌な顔をするからで、元来あまり愛想の良いとはいえない部長の顔が、それはもういやんな顔になるので、そういう時間に食べていた。残業時間には部長も嫌な顔をしなかった。というか、部長、残業時間に机にいなかったし。帰っちゃうか打ち合わせでいないので、義理立てする必要も無いし、こっちのお腹もすくのだ。
今はそんな必要は無い訳で、昼間だらだらと食べたり、夕ご飯が終わってからだらだら食べたりするのが基本で、昼間は一人なので、何を食べるにも全部あちきのものである。夕ご飯の後は、夫である某雑文書きの人がいるので、分けてあげない事も無い。
ので、先ほど桜餅風味プレッツェルを開封。一本だけ味見してもらった。
のち、何の反応も無かったのでもういらないのだろうと思って、一人でぼりぼりと食べてしまった。
決して猛スピードで食べた訳ではないのであるが、雑文書きの人が振り返った時、お菓子は全て、あちきのお腹の中に収まっていたのである。どうやらもっと食べたかったらしい。
「太るよ」
と不吉な言葉を発する雑文書きの人。
最近、体重増加がちょっと大きくなってきたのだ。それをあちきが気にしているからそおいういぢわるを言うのである。いくないね、うん、いくない。