画皮〜千年の恋

《第十回》
•太原の街に盗賊が襲撃をかけようとしている事を知った、龐勇パンヨンと王生ワンシェン達の軍は迎え撃つために出陣する。それを知った佩蓉ペイロンは、家宝の玉をワンシェンに渡す。ペイロンに求婚して、受け入れられたと勘違いしていたパンヨンは、戦闘中に玉を見て二人の関係を知って、ショックを受ける。戦いには勝つもののワンシェンの言葉を聞かずに立ち去るワンシェン。
•栩栩シュシュは愛する龍雲ロンユンに正体を知られ、拒まれてしまい悲嘆にくれている。慰める迎風インフォンと冰冰ビンビンだが、そこにロンユンが現れて、ショックを受けたがシュシュを愛していると求婚する。受け入れるシュシュ。
・シュシュとロンユンが立ち去った後、妖怪退治の降魔杖を失くした事に気づくインフォン。ビンビンと一緒に探していて、紛失の状況を思い出す。ロンユンの思いに気づくインフォン、着いて行くというビンビンを気絶させ(血道をふさいだっぽい)、二人を追う。
・シュシュとロンユンの結婚式、花嫁の間に座るシュシュだが目の前に現れたロンユンは降魔杖でシュシュを退治しようとする。シュシュが語りかけるが、母親を妖怪に殺されたロンユンは、妖怪を憎む思いとシュシュへの想いに板ばさみになりつつも、降魔杖を振りかざす。抵抗し、ロンユンに圧倒的な力を見せるシュシュ。そこにインフォンがあらわれロンユンを逃がし、修行をしなおせとシュシュを諭そうとするも、裏切られた憤りにかられたシュシュに重症を負わされる。
・シュシュはロンユンを追い、負傷し倒れたロンユンを見つける。自分を愛していたか?と問うシュシュに答えないロンユン。悲しみと憤りの中、シュシュはロンユンを殺す(精気を吸ったっぽい表現)。倒れたロンユンの手には、傷つくほど握り締めた、愛するシュシュの簪があった。それに気づかないシュシュ。愛する人に裏切られた悲しみに慟哭する。
・気絶からさめたビンビンがシュシュとロンユンの後を追って、新居に着くと倒れているインフォンを見つける。庵に戻って介抱するも、もう何をしても助からないというインフォン。死ぬ前にビンビンの出生の秘密を告げる。インフォンはビンビンの実の祖父であり、ビンビンの両親は降魔師の血を恐れる妖怪に殺されていた。インフォンは赤ん坊だったビンビンが狙われぬ様に、孫である事を隠し、師父として育てていた。これからはインフォンの姓《夏シア》を名乗るようにと告げて、息を引き取る。
・インフォンの墓の前で復讐を誓うシアビン。降魔師としてシュシュを追う。