あっという間に夏も終わりそうになったりとかならなかったりとか

◇ぽちぞうの通う療育センターは、幼稚園よりも夏休みは短いのですが、去年までは午前中だけの療育日がありまして、通園バスで孵ってくる時間がちょうどお昼過ぎになってしまっていました。ただでさえ人の話を理解するのが苦手な自閉症児達が、お腹をすかせた状態で帰って来て、そちらにばかり気が行ってしまってバス乗降ポイントから家に帰るまでが大変な事になってしまう状況を何とかすべく、今年度から給食を食べてから降園というスケジュールになりました。
◇給食は栄養士さんが色々考えてくれる素敵めぬーなのですが、偏食ぽちぞうの連絡帳には『のりまき１０個』『お茶１杯』という記載がデフォルトになっていて寂しい限りです。しかも、のりまきと書くと素敵めぬーにも見えますが、のりでご飯のみを巻いた『素のりまき』なのでした。しくしくしく。
◇自閉症児は偏食が多いです。「好き嫌いはいけません！」というのがしつけの基本なのですが、自閉症児達にとって嫌いを強要すると、直ぐに強い嫌悪や恐怖に結びつき、その解消には膨大な時間や手間がかかる為、無理強いは極力行わないという方針で対処しなくてはなりません。やってはいけない事を止めるのではなく、やってもいい事に誘導し、とにかく誉めて誉めて誉めまくり、やってもいい事をすすんでやる方向に誘導していくのです。
◇勿論、いつまでもそういう訳ではなく、言葉の理解がすすみ、応対する相手との信頼感の度合いで、いけない事への対処もかわってきます。何をしても良いんだ！と思い込まれると修正するのに膨大な時間と手間がかかるのですから。
◇そんなこんなでばたばたしているうちに、夏も終わりに近づいているのだなぁと感じ始めました。この夏にやった事といえば、定額給付金で新しいグリルレンジを買いました。純粋に嬉しいです。クッキーに焼きむら出なくなったし、グラタンの焦げ目もきっちり、レンジの出力もばっちりです。ケーキも早く焼いてみたいです。わくわく。その為にはぽちぞうが通常通園になってもらわないと時間が足りないのです。さあ、早くやって来るのですよ、秋よ！