目つきは悪いけれど愛想は良すぎるのです

simapu2009-05-26

自閉症のぽちぞうが目立つというか、厄介なところが多いので、親族にも『ぽちぞう君大変なのに頑張っているわね』などと言われたりもするのですが、どうしてどうして弟であるちみぞうがめきめきと厄介度を上げて来て、状況によってはちみぞうの方がはるかに手がかかる様になって来ました。
◇とにかくやんちゃで動くのが大好き、気になるものは手に取りたい、振り回したい、確認したい。手を繋ぐのを断固拒否し、危ない場所でもわからないから手を繋いだ瞬間に「あきゃあああああ!」と絶叫しながら涙をぼたぼたたらして座り込み、手を離さないと動く事を拒否しだす恐怖の1歳児ちみぞう。確かに現在「ぼきゅをとりまく世界を確認したくてたまらない!」という時期なのでしょうけれど、健診や外出先で見かける同じくらいの子が絶叫するシーンを見かける事は余り無く、どうやらちみぞうは激しいやんちゃ息子であると思われますですよ。
◇そんなちみぞうですが、目がきつい漢でございます。根本的に目が細くてつっており、左右の目の間が狭いのです。目じりが上がっているという事ではなく、アーモンドを斜めに配置したような形なのです。目が細くてつっているのは夫の人に似ていて、間隔が狭いのはあちきに似ている、どうして逆の方向に遺伝子は向かってくれなかったのでしょうか、全く、これだから遺伝子は全く。
◇人が集まっているとしゅしゅしゅしゅ、とその中心に小さな体をねじ込んでいくちみぞう。もう怖いものは何も無い状態です。知らない奥様方が話している輪の中にしゅしゅしゅしゅしゅ、遊んでいる小学生の中にしゅしゅしゅしゅしゅ、公園の小さな子供たちの中にしゅしゅしゅしゅしゅ、病院の待合室でよその家族の中にしゅしゅしゅしゅしゅ・・・orz
◇突っ込んでいく前に止められればいいのですが、ぽちぞうがいるのですっと動けない事も多く、じゃあちみぞうをベビーカーにと思えば体をねじくりながら絶叫号泣。散歩の途中にダッシュで混ざるのも得意技なので、あわてて止めるほどでも無い状況もありますけれども。
◇うまく集団に紛れ込んだ後「お母さんは?」とか「誰?」とか「一緒に遊びたいの?」などと注目され質問された時のちみぞうは、それはもうはちきれんばかりの笑顔で「おっおー!」「ちょこいちょこい!」「あーちゃ!」などと謎の言語を駆使しつつ応対をしているのです。元々愛想が良く、人と目が合うとにこにこするちみぞうは、注目されるのが楽しくて嬉しくて仕方が無い様です。