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simapu2007-07-25

[ぽちぞう]自分ルール至上主義
 自閉症の特徴の一つ(出ないケースもある)に、『こだわり』があるのですが、ぽちぞうのこだわりっぷりはかなり強く、自分で作ったルールに沿って行動しないとパニックを起こす可能性が高いのでございます。
 その中で一番面倒なのが寝る前の儀式。複数のおもちゃ入れに納得の行くまでおもちゃを詰め(木の電車セット・積み木など)、貰った風船があればそれを持ち、バスとクレーン車とブルドーザーを何とか持ち上げようと画策し、そのおもちゃ入れを抱えた夫の人にタオルケットを持たせて、夫の人に抱っこされて寝室に向かうというかなりきつい代物。多い時には5個のおもちゃ入れが夫の人の前にずらりと並び、それを同時に持って行けと要求するのです。どうやっても無理なので階段に並べて少しずつ寝室に向かう夫の人の姿を見ると苦行にしか見えません。
 苦労して寝室に運び込んだおもちゃ入れの中から、その日厳選したものをベッドの上に乗せて、にやにやと微笑みながら転がるぽちぞう。しかし、儀式はここで終わりません。次にこう言うのです。
 「おーしゃ!おーしゃ!おーしゃ!」
 お茶を飲みたい、そう要求するのです。与えないと何時までも「おーしゃ!」の繰り返し。さらに放置しておくと、今度は矛先をあちきにかえ「おかーふん!おかーふん!おーしゃ!おーしゃ!」をエンドレス。仕方が無くお茶を差し上げると、王様から新たな命令が。
 「おっぽ!」
 ぽちぞう語のおかわりを意味する「おっぽ」発令。

現在、妊娠7ヶ月のあちきを往復させるのは忍び無いと、ぽてぽてとキッチンに向かうべく階段に消える夫の人。背中には哀愁が漂っております。ありがとう、ありがとう、夫の人!我が家の平和は今日も夫の人によって保たれております。

 ちなみに、何でリビング(2F)から寝室(3F)に移動するのにタオルケットを持たねばならないか(何故昼間リビングにタオルケットがあるか)というと、ぽちぞうの朝の儀式が『タオルケットを持ったお父さんに抱っこしてもらってリビングに行く』だからです。ああ、難儀。