偶然を待ってます

simapu2005-01-20

近所の家に、立派な夏ミカンの木が生えている。生えているというのは正確ではないだろう、勝手ににょこにょこと夏ミカンの木が生える確率は低く、家の方がわざわざ植えたのであろうと推測されるからだ。
実はその夏ミカンが欲しくて欲しくてたまらないのである。夏ミカンなんぞ、スーパーでもデパートでも、販売しているではないか?と思われるむきもあるのだが、その家の夏ミカンが欲しかったりするので、困っているのだ。
あちきは柑橘類が大好きで、レモンの皮をむいて丸ごと1個食べるのも平気どころか、むしろ好きといういきものなのだ。激甘党であるのは、周囲に知っている方も多いのだが、こちらは公言していない。まぁ、今、全世界に発信してしまったが。
よって、実ってからそのまま放ってある夏ミカンをもいでみたい、もいでもいで、味わってみたいという欲望が、家の前を通るたびにわき上がり、しかも日々強くなるのだから困っているのだな、うんうん。
ともあれ、例え道路に張り出した枝に実る1個の夏ミカンであっても、人様の敷地に植えてある木に生っている果実をとるのは窃盗であり、人の親として、夏ミカン泥棒をする訳にはいかない。そう、夏ミカン奪取後に、「怪盗プリティピンク」などというたわけたカードを残し、笑いをとったとしても、泥棒行為は消滅しないのだ。
なので、息子の散歩の度に、件の家の前を通り、夏ミカンの実を眺める事にしている。もしかすると、家人の方が現れ、可愛い乳児を連れた上品な妙齢の母親に夏ミカンをそっと差し出してくれるかも知れないではないか!
・・・・・・。
欲望に負ける方が早い気もするのですが、頑張ります。